TECHNOLOGY

ラッピングフィルムについて

ラッピングフィルム

軽薄短小時代と言われる現在、機械加工、仕上げ工程に於いてファイン化がますます広がりを見せております。弊社はフィルム研磨装置の専業メーカーとして、フィルムメーカーと共に研磨布紙の研究・開発・販売を進めてきました。従来の研磨布紙(静電塗布方式)に精密研磨材(ローラー塗布方式)が加って、仕上げ研磨に威力を発揮し、高精度、精密仕上げが可能になりました。粗研磨から超仕上げ迄をモットーに更に開発を進めております。

ラッピングフィルム

ラッピングフィルムを使用した場合、以下のような効果を出すことができます。

高精度・超精密仕上げ

微細研磨粒子が特殊なバインダー樹脂により均一に分散塗布されている為、深傷が入らず研磨ムラがありません。精度の高い平滑度、超仕上げが得られます。

耐水・耐油性

ベースにポリエステルフィルムを使用しておりますので水や油に強く、湿式研磨も可能です。(シンナー等の芳香族系溶剤は使用しないで下さい)

自動研磨・品質管理

ベースのポリエステルフィルムは引っ張り強度、裂け等に対して耐久力があり、機械による自動研磨、量産化が可能であり、品質管理が容易です。

フィルム研磨の利点 Advantages of film grinding

  1. 0.01μまでの超精密仕上が可能。
  2. 粗さの管理が容易である。フィルムの種類も豊富。
  3. 均一な仕上りが可能砥粒。
  4. 砥粒の材質により、用途に応じた研磨仕上が行える。
  5. 表面の粗さ加工と同時に、微細なバリ取りも行える。
  6. 乾式、湿式の両用で使用でき、一般に乾式であるが粉塵が生じにくい。
  7. 加工環境がクリーンでコンパクト。しかもスピーディーな扱いができる。また、乾式可能な場合、洗浄工程の省力化に役立つ。
  8. 超仕上げ加工では熟練度を要求されるが、素人でも可能である。
  9. 砥石の減りといった研磨の補正の煩わしさがなく、研磨材の交換も容易である。

ラッピングフィルムの種類

砥粒:

WA = 白色酸化アルミナ
GC = グリーンカーボランダム
C = カーボランダム
D = ダイヤ

粒度:

0.1μm 〜 100μm

その他、砥粒の塗布方法の異なる特殊テープもございます。詳しい内容はお問い合せ下さい。

ラッピングフィルムの販売について

ラッピングフィルム製品は弊社では作っておりませんが、各メーカ様との協力により、より良いラッピングフィルムを提供しております。
お問い合せ頂ければ、御見積書を提示させて頂きます。国内4社の特約店、又は代理店を頂いております。